2011/06/13

 「雫」 
芒種の頃、屋久島では「しとしと」と、時には「ざあざあ」と雷をともないながら雨が降る。
そんな時は、森に入るのがどうしても億劫になる。だけど、覚悟を決め歩きはじめると次第に雨が気にならなくなってくるから不思議だ。
体いっぱいに水を含ませ生き生きとしているコケ。水が滴り、色艶をました木々などを見ていると肌を通して、生命にとって水が大切なものだと実感させられる。

芒種:陽暦の6月5日又は6日

「ユノミネシダ」・屋久島のシダ

  ユノミネシダ コバノイシカグマ科 大型のシダ。 ワラビに似ているが、毛がない。 葉の縁に線状にソーラスをつける 撮影場所:屋久島白谷雲水峡