「雫」
芒種の頃、屋久島では「しとしと」と、時には「ざあざあ」と雷をともないながら雨が降る。
そんな時は、森に入るのがどうしても億劫になる。だけど、覚悟を決め歩きはじめると次第に雨が気にならなくなってくるから不思議だ。
体いっぱいに水を含ませ生き生きとしているコケ。水が滴り、色艶をました木々などを見ていると肌を通して、生命にとって水が大切なものだと実感させられる。
芒種:陽暦の6月5日又は6日
ノブドウ ぶどう科 名の由来は野にあるブドウ。 ただし、実には虫が入っていることが多いらしく食用には適さない。 エビヅルに似るが葉の裏に毛がない。 撮影場所と時期:屋久島の里、10月